Longneck of Naisoi 〜首が長い為に

更新日: 2008 年 6 月 27 日

これからの首ビジネスがどうなろうが、自由を奪われている若者達はいつの日かスカッとなる事を望んでいるに違いない。その時、先頭に立っているのは、こんなたくましい奴等であってほしい。

ラップライの息子ラテラテ(19)

難民と不法入国者の狭間に居る彼らは働く事を禁じられている、その為、働きたくても働けない男達は酒に溺れる毎日を送っている。ナイソイ村の創立メンバーであるラップライも酒で体を壊し亡くなっている。彼の息子ラテも9才にして酒の楽しみを覚え、小学校を3度もクビに。そのまま育った彼は母に酒代をせびり、その一部を生活費として嫁に渡す。そんな堂々とした日々を過ごす事に成功している。
(前ページの写真が父ラップライと母)

村で唯一抵抗をしているゼンバゼンバ(20)

入村料の900円は、首を長くしている女性にのみ振り分けられる。その為、女の子が生まれると「とりあえず巻け巻け」コールが始まり、首の長い女性が増え続けている。本来、首を長くする女性は全体の2%のはずが、この村では30%に達している。以前、とある国の優しくて偉い人が首長族を不憫に思い、「私の国が首長族数名の受入れ自由枠を与えましょう」とタイ政府に持ちかけた。タイ側もその好意を受け入れたが、首の長くない女性を選び、観光収入源である首の長い女性を選ぶ事はなかった。それにブチ切れたのが彼女、ゼンバだ。「マジ首輪じゃねーか!」とリングを外してぶん投げ、ささやかではあるが村で唯一抵抗をしている。

マジでかわいいマッタオマッタオ(21)

村に入ると不自然な空気に包まれる。首長族は観光客に対して基本的にNOと言えず、マニュアル通りの素朴な民を演じなければならない。そんな中で彼女は変に愛想を振りまく事もなく、自然体で観光客に接しているように見えた。理想のタイプは「身長170で筋肉ほどほど、肌は自分より黒く、モミアゲとあご髭があり、タバコは吸わず、酒を時々飲む18才以上の長男」と言い放った後に「自分だけを愛してくれさえすればそれでいい」と笑いながら付け加えた。そのうち舌と左眉にピアスをする予定。撮らしてくれなかったけどマジかわいい。

村の歴史上で最も天使の住む街に近づいたムーヤンムーヤン(19)

村に隔離されている彼女達は、車のバッテリーを使いTV やラジオから外の情報を得ている。その多くはタイの首都バンコクからの最新情報だ。しかし村の外に行く自由が無く、彼女達の憧れだけが強まるばかり。決して見る事の出来ないバンコクを「天使の住む街」と呼んでいる。しかしこのムーヤンは膨大なる好奇心を押さえる事が出来ず、若干15才で友人とバンコクへの秘密裏に脱走計画を実行した。残念ながら一瞬で見つかり連れ戻され、父親に初めてぶん殴られたが、村の歴史上で最も天使の住む街に近づいた人物だ。

首〜!
僕らはみんな生きている

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